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2009年 10月 18日
先週末金曜日に青山OPAギャラリーで開催の河村ふうこ&毛利みき・イラストレーション展・・『私の部屋~花を添えて』のオープニングにお邪魔した。お二人とも雑誌など多岐に渡るメディアのイラストなどで活躍されるグラフィックデザイナーである。二人展は今年で4回目。日頃から多忙な仕事を持ちながらこうして毎年展覧会を継続させることは大変なことだと思う。脱帽する。 会場は正面にお二人で描いた花を持った背中合わせの女性のイラストが飾られ、奥行きのある左右の壁面をそれぞれの作品が飾る構成。四季を感じる作品が12点づつ飾られている。女性をモチーフのコンセプトは毎年共通するものの、作風は毎年少しずつ変化を感じる。 一見ナチュラル&シンプルな作品だが、様々な色の組み合わせや同色のグラデーション、自然な筆の流れとグラフィカルな背景のパターンなど、グラフィックデザインの奥深いテクニックにも感心させられる。12点の作品は月めくりのカレンダーとしても販売されている。帰りにカレンダーとポストカードを購入した。今週10/21(水)まで開催されているので、素敵なイラストに癒されたい方は是非ご覧ください。 毛利みきさんは私の遠戚でもある。お父様はイラストレーターの草分けであった毛利彰氏。鳥取ご出身で当時の鳥取大丸宣伝部時代からその才能を認められ、後に1957年から1971年の長きにわたり伊勢丹の顔となる、ファッションイラストレーションを担当された。 90年に毎日新聞に連載された曽野綾子さんの小説挿絵の完了記念の展示会が六本木アクシスで行われたときにご挨拶したのが最後。残念ながら今年ご逝去。確かお祝いに薩摩白波を持っていったことを懐かしく思い出す。当時は私も母とお邪魔した訳だが、こうして展覧会で彼女とお話すると、月日の流れを感じる。 帰り際、彼女から鳥取県立博物館(美術館)で毛利彰氏の展覧会が再来年開催されるお話を伺った。
母の故郷でもある鳥取への再訪の念。 また、端くれではあるがクリエーティブな仕事をする身として、遠くから応援や励みを感じた一夜であった。 河村ふうこ&毛利みき イラストレーション展 10/21(水)まで OPA gallery・shop オーパ・ギャラリー/ショップ 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-1-23.1F TEL 03-5785-2646 E-Mail opa_gs@yahoo.co.jp Open:11:00-19:00 Close:Thursday
by hosoe1
| 2009-10-18 17:43
| アート・カルチャー
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