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2011年 10月 18日
今回の食のテーマは「秋の旬モノ キノコ、カツオ、秋刀魚」 そして招待作家は独自の手法で抽象画を描く山田ちさとさん。 先月の秋口の爽やかな日曜日の夕暮れ、芸術の秋、食欲の秋に相応しい一日であった。 いつものように参加者が囲む大テーブルには本日の食材のひとつ、キノコが出番待ちをしながら立派な様子をお披露目。 既にスターターの料理も大鉢に盛られている。カツオの刺身、菊のおひたし、カツオのハラスのナメロウ、豆もやしの和風ナムル等々。 食材調達、料理はいつもお世話になっている老舗日本料理店「にいがた田舎家」の食職人、冨永友次氏(友ちゃん)の手による。 今回は「ほしゃどん」「月の中」など本格麦焼酎を中心にお酒もセレクト頂いた。 どちらも呑みやすく切れの良い飲み口ながら肴の脇役に徹しはしない存在感のある焼酎である。 料理はこの日も秋刀魚の刺身、炙りなど新鮮な旬の食材を満喫させていただいた。 食の賑わいの中、山田ちさとさんの話しもスタート。 今回は山田さんを直接御存知の方も多く、スタートから和気あいあいの雰囲気。 彼女の作品は独特の技法によって描かれる。半透明の薄い布地の表と裏両方から描かれる。描く画材も絵具とメディウム、透明で滲む絵具とボリューム感のあるメディウムが絵画を構成している。 実は今年になって彼女の作品を見る機会が3度目であった。1回目は6月の駒込のカフェ「maruchan」で、2回目は秋葉原のギャラリーコエグジストでの3人展、そして今回である。 コエグジストで作品を拝見した際、作品について少し話をした。普段はあまり自分の作品のテクストあるいはエクリチュールのような観点からの話を聞く機会がなかったがその際少しそういった側面から話が聞けた。 抽象画に対する共時的意識、構図のなかに自分なりの規定を設け、その展開の可能性や発見によって絵画をつくりあげていくプロセスなど。 対立した概念がものづくりのひとつの契機になる事は多々あるが、そのひとつとして自らの規定(理性)と、そこからの発見(感性)は彼女の作品創造のかなり本質的な部分を占めていると感じた。 彼女の抽象画について絵画史の観点から解説頂いた、当日ご参加の大橋紀生氏。 分りやすい貴重なお話であった。 秋の心地良い夜となり、宴も盛り上がる。 アート、フード、笑いの盛りだくさんの一日。 #
by hosoe1
| 2011-10-18 21:31
| アート・カルチャー
2011年 10月 17日
今年で6回目の2人展。(昨年の様子はこちらをご覧ください。)日頃は別々にそれぞれお忙しく活躍されているお二人が協力されながら毎年開催されていることは大変なことだと思う。 表参道の喧騒を感じさせないちょっと古き懐かしい場所にある、イラストレーション専門のギャラリーが青山OPAギャラリー。ミュージアムショップも併設してある。 ギャラリーフロントの硝子越しに外からも中の様子が見て取れる。奥正面の壁にお二人の作品が並べて展示され、左右の壁に各自の作品が飾られている。 表題≪Ma Pie`ce(私の部屋-香りの足音)≫のもと、それぞれの作品は独自の世界を描く。 ビビッドな色使いの中にも安らぎを感じる毛利さんの作品。今回は構成やモチーフに少し変化も感じた。イラストレーションの枠にとらわれない絵画的な印象も受けた。 作家の作風とは作家の人生そのもの。根底に流れる思いは継続されるのだろうが、年齢や人生経験によって少しづつ変化も遂げるところも興味深い。 さすがに女性作家の2人展。会場は華やいだ雰囲気に包まれていた。10/19(水)までの開催。秋の青山散策にも心地よい季節。皆さんもご覧になってはいかがですか。 河村ふうこ&毛利みき イラストレーション展 10/19(水)まで OPA gallery・shop オーパ・ギャラリー/ショップ 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-1-23.1F TEL 03-5785-2646 E-Mail opa_gs@yahoo.co.jp Open:11:00-19:00(最終日は17:00まで) Close:Thursday #
by hosoe1
| 2011-10-17 21:14
| アート・カルチャー
2011年 08月 15日
今回の食のテーマは「鱧と夏野菜」 そして招待作家はリトグラフ作家の小沼隆一郎氏。 ちょっと時間が過ぎてしまったがこの日は7月の最終日。いわば夏を迎える季節。例年鱧をいただくことも恒例となりつつある。 先付けというには大ぶりの鉢にたっぷりと盛られた新鮮な野菜や鱧の梅肉あえの鱧、薄口に煮しめられた海老などを小皿に取り分け、まずは会の開催に乾杯。 あっという間に大鉢の料理が取り分けられた後には夏野菜の煮びたしの登場。それぞれの野菜の旨みを生かした一品。特に茄子は焼きの香りと薄味の出汁のマッチングが素晴らしい。 食材調達、料理はいつもお世話になっている老舗日本料理店「にいがた田舎家」の食職人、冨永友次氏(友ちゃん)の手による。 手にされているのは今回のスターターの焼酎、「こふくろう」。麦焼酎ではあるが焙煎による風味があっさり感の中に独特の深みを与えている。 その後も鱧の吸い物や生牡蠣など色々な料理を頂いたが、今年は特に夏野菜とのあわせた料理が印象に残った。焼き鱧と夏野菜の出汁がけもそのひとつ。 小沼隆一郎氏のお話が始まる。氏はリトグラフによる作品を主に発表されている。描画、製版、刷り、という工程を経て作品は完成される。 そこにはデッサン力や絵画表現のみならず、それを作品として完成させるための分析力や技術力が必要となり、作家としてのイマジネーション、発意というパッションを一旦第三者的に見つめる工程が加味される、実に知的な作業といえる。又どこか自分の仕事の設計に通ずるものも感じた。 現在は我々を取り巻くインターネット社会、サイバースペースをアートテーマとしている小沼氏であるが、これまでに様々なモチーフを手がけられている。かつてホンダが発表したスーパーカーNFXの販売を記念して企画された「ホンダNSXシリーズ」のリトグラフをご覧になった方もいらっしゃると思う。 このような作品も以前からヨーロッパ都市の風景を独自の視点で捉えた作品の実績の上に成り立っている。そしてその緻密かつ卓越したデッサン力が素晴らしい。こちらの中世の城を湛えたヨーロッパの風景も氏のリトグラフ作品。 その過程で自ら作成されるアルミ板の原版も当日特別にお持ち下さった。技巧的要素を含むリトグラフは作品の発意への興味もさることながらそのプロセスや印刷機のお話も興味深い。 ご自身で学んだ際の資料、これはヨーロッパの伝統的な印刷機。実は左がドイツ、右がフランスの印刷機である。なんとなくシュアな機械という印象をもつドイツ製、プレス用の手巻きの官能的な姿のフランス製、メルセデスとシトロエンの違いではないが、印刷機ひとつ見てもその国の文化や風土の違いを感じられるのが面白い。 春先の震災、原発、放射能問題とエネルギーや技術といった事柄を色々と考えさせられる今年の夏。 瑞々しい夏野菜となるべく火入れや加工をせずにやさしく冷えた出汁とあわせた鱧料理、アートを通じて現代を表現する小沼氏の作品、そこにある職人的技法と独特な印刷機などの治具、技術。 感性、思想、技術が伴って五感に訴えるものが生まれることを感じた一日であった。 #
by hosoe1
| 2011-08-15 18:34
| アート・カルチャー
2011年 07月 22日
デザインは野井成正氏による。今回はオープニング企画展として野井氏のデザインされたプロダクツを拝見できる。 野井さんは私が最近良くお邪魔する蛎殻町のバーのデザインをされた方。実は昨日MATERIO baseのオープニングレセプションのあと、バーを訪れられた際に御挨拶させていただき、その際にこちらの建物のことを伺い、早速今日の昼に拝見させていただいた。 ファサードに寄るとこんな感じ。モノトーンのモルタル風のスタッコ壁に、2階へのアプローチを暗示する階段のシルエットを取り込んだ開口部。 実は最初の写真は壁に象嵌されたサイン。どうやら夜間はサインが発光する模様。 1階のギャラリー。今回はムク杉材のテーブルには野井さんのデザインされたアルキャスト削出の御香スタンドが陳列されている。 ギャラリー空間を入れ子状に囲むフレームも間伐材を利用したフレームシステムキットである。 2階はイベント時にパーティースペースとして利用できるバー、3階はオーナーのご趣味と伺った焼酎コレクションや壁の向こう側にはこれまた趣味の蕎麦打ち厨房もある。 空間を囲む壁や隠扉は全て鉄錆仕上げ。といっても特殊紙に本当の鉄錆を蒸着させたシートで仕上られている。実はこちらはカッティングシートなど装飾シートのメーカー、中川ケミカルさんが運営されているショールームも兼ねたギャラリーである。 アポイントもとらずに訪れたにも関らず色々とご親切に説明頂きありがとうございました。 蛎殻町のバー、「志村や」でも細かなクラフト的ディティールの美しさには感動するが、それはこちらの空間も一緒。間伐材のフレームキットのジョイントは釘止めを一切使用しない仕口でできている。 木、漆喰、鉄といった自然素材のコラボレーション。特に手摺のディテールが美しい。・・・もちろんこっちは張物ではなくて無垢のスチール(笑) 最近、東日本橋から馬喰町界隈は古い建物をリノベーションして再利用されているビルが増えている。CET(セントラルイースト東京)というキャッチコピーで呼ばれていたりもする。 私が現在手がけている小規模ビルもこの界隈にある。1階、2階に街の賑わいにも貢献できる瀟洒なお店やギャラリーでも入ってくれれば良い建物になるなぁなどと完成後を楽しみに着工に向けてラストスパート中。 #
by hosoe1
| 2011-07-22 19:12
| 建築・インテリア・仕事
2011年 07月 21日
母校中学の林間学校の引率補助でこの連休中、志賀高原で過ごした。 最初の写真は宿泊地、発哺温泉からの景色。 日曜早朝、母校に集合。約130名の中学2年生と引率の先生と共にチャーターバスにて出発。 連休中の交通渋滞にも遭ったものの、関越自動車道にて軽井沢、信州中野を経て志賀木戸池に到着。 足慣らしのウォーキングで信州大学自然教育園まで歩く。荒らされずに残された自然を木道に沿って進む。最初に目にする田の原湿原の景色はいつ見ても美しい。 ユネスコの「MAB」地域に指定されている、「まが玉の丘」や「こけ岩」、いつもながら長き時間の中に息づく自然の寡黙な力強さには圧倒される。 2日目は登山の日。岩菅山は健脚者にお任せして、志賀山から大沼池へのコースの引率をおこなった。 険しい登山道の距離はさほど長くは無いものの、しっかり岩をつかみ全身を使っての登山は普段使わない筋肉を使う。 プロのガイドさんを先頭に全員、大きな遅れもなく志賀山山頂到着。 暫しの休憩の後、もうひとつの山、裏志賀山山頂を目指す。眼下には神秘的な青色の水を湛える大沼池。 強酸性のために魚類は生息しないが、昔大蛇が棲んでいたという伝説があり、今でも8月下旬には志賀で一番の祭り、大蛇祭りが開催される。私の大好きな志賀高原ビールのラベルデザインもこの伝説がモチーフ。 3日目は足を延して木島平にある望郷にこにこファームにて自炊体験。飯盒(はんごう)でご飯を炊き、収穫した野菜でカレーつくり。 中学生の自炊の監督など忙しい先生もいらっしゃるので先生たちのカレーつくりを担当させていただく。材料は豚肉、タマネギ、にんじん、ジャガイモ、後は市販のルー。塩も胡椒も調味料は一切なし。 タマネギ半分をみじん切りにして最初に炒め、その後野菜を煮込むひと手間で甘みととろみが増して、なかなか御好評を頂く。 もぎたてのきゅうりは新鮮そのもの。何もつけずにかじると本当に甘い。恐らく自家製の味噌をつけてのもろきゅーももちろんいける。 宿に戻り夕食後は林間学校最後のイベント、キャンプファイァー。残念ながら生憎の天候で宿のホールで開催。イベント企画は全て生徒達の手による。 クラスごとに1ヶ月以上も企画や練習を重ねてきたスタンツ(寸劇)の発表。舞台背景や衣装にお金や時間をかけずに、みんなの台詞や動きをあわせることには凄い練習を重ねてきたことが分る。 一発芸ではなく、台詞や話の流れにも皆がつくりあげてきたことを大変感じた。その後の生徒の合唱の頃には思わず涙腺が緩んでしまった。 同世代の子供をもつ自分にとっては、関係ない自分が感動し、生徒達の親御さんに申し訳ないような気にもなってしまった。 その後は部屋の明かりも少し落としてフォークダンスタイム。企画担当者の生徒の配慮で全員が手を繋いで踊れるまで繰り返されるフォークダンス。 そういえば順番にカップルがずれていくフォークダンス・・音楽が終わったらどうしようか・・ドキドキしながら踊ったような思い出。親目線の思いは失せ、いつしか自分も中学生の頃に逆戻りしたような思いで生徒達のダンスを眺めていた(笑) 4日目は帰京の途へ。志賀に別れを告げ、一路バスで長野駅まで。 新幹線乗車の前に、駅舎のスペースで解散式。整然と並び仲間のリーダーや先生の話しを聞く中学生に3日間の団体行動の成果を大変感じた。 中学生の林間学校引率補助という自分にとってはストイックな旅行ではあったが、心地よい疲労とたくさんの感動を自然の中で得ることのできた素敵な4日間だった。 宜しければ以下の以前の日記もどうぞ。 志賀高原 http://hosoe.exblog.jp/11324730/ 発哺温泉 http://hosoe.exblog.jp/11814405 #
by hosoe1
| 2011-07-21 19:45
| 風景・生活
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