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2016年 05月 23日
![]() ディテールという言葉もだいぶ市民権を得ていますが、 建築の世界では「かたち」と「かたち」や、材料などが、細かく取り合う部分をデザインの意図に合わせて工夫を凝らすような意味で用います。 ![]() 目地とは材料同士が接するところに生ずるラインのことです。 例えば100mの長さの石の壁があったとしますが、実際には100mの長さの一枚岩は存在しません。実際は何枚かの石をつないで作る訳です。 問題はデザイン的にその壁をどう見せたいかです。 なるべく一枚に見せたい場合もあれば、逆にそれではのっぺりしてしまうので、少し分割して見せたい場合もあります。 それぞれの石の間には目地が存在しますが、それを目立たなくするのか、強調するのかによってディテールの考え方が変わってきます。 ![]() この壁には横ラインのアルミの目地があります。実はガラス棚が目地の部分にフック状にどこにでも取り付け可能です。 見てもらうと水平に3本のラインがありますが、一番上のラインは高いところにあり、棚を取り付ける高さではありません。 つまりアルミの水平ラインはデザイン的に水平ラインでリズムを付けたい目的の目地であり、そのうち下のラインにはガラス棚も取り付け可能になっている訳です。 当然、棚を取り付け可能な目地は裏側に仕掛けがあり、製品としても高価。 そこで少し離れれば同じように光って見える目地材をコストも考えて使い分けている訳です。 ![]() ドアノブがあるのでお分かりと思いますが、訪問したお客様にはあまり目立たせたくないドアです。 そこでドアにも壁と同じ材料を張り、ドア枠も見せないような特殊な納まりにしています。 横目地は見せたい目地。 縦目地は見せたくない目地。 という訳です。 ![]() ロビー部分は木質系の壁面材料を選択しましたが、エントランスはアルミ壁面としました。 それぞれ違う素材の壁ですが、同じアルミ目地を展開することで、相互に関連性が生まれます。 さらに目地に挟まれた部分にLED内照式の社名サインを取り付けました。 ディテールは設計者の頭の中で生まれます。 しかしそれを叶えるには、相応しい既成材料を探し、難しい仕事を丁寧に仕上てくれる工事関係者の努力が一番大切なのは言うまでもありません。 #
by hosoe1
| 2016-05-23 10:47
| 建築・インテリア・仕事
2016年 05月 09日
![]() 私の仕事のひとつに「オフィス・リノベーション」があります。一番分りやすい説明としては、 企業のエントランス周辺のリニューアルデザインです。 企業を訪れるお客様に企業イメージを伝える顔となるのがエントランス・ロビーです。最近ではお客様に対してだけでなく、従業員の方々のモチベーションアップやリクルートで訪れる学生さんへのインパクトという側面でも大切な空間です。 実際には「オフィス・リノベーション」というミッションにとって、エントランスデザインはその一部です。直接的営業収益に結びつかないと認識されるファシリティーの更新はその予算策定やアクションのタイミングも難しく、あまり豪華なようだと、株主、関連会社、お客様にとってどう見られるのだろうといったネガティブな心配もあります。 そういった数々の心配事をバランスよく整理して、効率良く、インパクトのあるワークスペースに作り変えるのが「オフィス・リノベーション」のミッションです。そのために、執務空間のレイアウト、ドキュメントの効率良い保管方法などをお客様と御一緒に整理、こういった作業の上で貴重な専有面積の中からエントランス空間を捻出し、妥当な予算計画をたてていきます。 このように書くとデザインをするのに随分と遠回りな作業をしているんだ・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそうは思いません。 確かに時間のかかる作業ではありますが、実際はこのような作業を通じクライアント企業の社長、社員の皆さんとのコミュニケーションが生まれ、その会社の企業風土などが肌で感じられてきます。 企業活動には色々な側面がありますのであまり説明的なエントランス空間になっても効果は生まれませんし、一方でやはり企業風土が感じられ、それなりのインパクトももたなくては意味がありません。そういう雰囲気をデザインに織り込むには、企業風土を直接肌で感じることが大切です。 益々多様化している個人と社会の関係、 住宅やリフォームによる個人の方とのつながり、「オフィス・リノベーション」を通じて企業=社会とのつながり、双方のお付き合いを大切にしていく中から新たな空間づくりの発見があると思います。 #
by hosoe1
| 2016-05-09 16:06
| 建築・インテリア・仕事
2016年 05月 09日
![]() ![]() 日頃の不摂生のリセット、リフレッシュの他にも目的は2つ。ひとつは週末クッキングの買出し、そしてもうひとつは街ウォッチング。日々慣れ親しんだコースといえど目に入るものは様々である。 今日はこんなワンショット。 古い工場のような建物に生茂ったツタ。運河に面した南の妻面。屋根の架構である鉄骨トラスを見事にツタが覆っている。 西洋にはトピアリーという植物によるオブジェがあるが、あたかもそういった意図を感じさせるほどの出来栄えである。しかし実際には長い年月のうえに自然がつくりだしたものであろう。 最近は熱負荷の低減などから屋上緑化や壁面緑化がひとつのトレンドにもなっている。しかし実際にはそれなりに慎重な検討を要する。 そもそも日当たりの良い南面、東面は良質な自然光を取り入れることを考えると窓面の配置が計画となる。西面は熱負荷や室内什器等の陽焼けを考えると壁面緑化の可能性は高い。残るは北面。適切な樹種の選定をおこなえば北面の緑化NGとはいえないが、やはり光合成から成長をとげる植物にとっては北面は避けるのがベター。 ましてや都市部の密集地の場合、壁面前面に有効な空間があるとは限らない。 最近完成されたパブリック建築物では壁面緑化をひとつのデザインコンセプトとしているものの目立つ。しかし良く考えると北面であったり、あるいは雨のあたらない半外部空間であったりする。しかしさすがに一定の水分がなくては植物は育たない。 実は自動灌水システムを導入するなど、デザイナーはもとより発注者や維持管理者のお金も含めた(というかお金のかかった)膨大なエネルギーを要していたりする訳だ。 自然に生まれ、自然に成長し、自然に時間を過ごしてきた建築。 アノニマスなるもの、あるいはその風土に適したヴァナキュラーな建物から今一度発見することは大切なことだと思っている。 #
by hosoe1
| 2016-05-09 11:02
| 建築・インテリア・仕事
2011年 10月 28日
![]() 五反田の東京デザインセンターの5階で撮った写真です。本日は壁紙のサンプルを探しに五反田の東京デザインセンター4階の東リのショールームに午後行ってきました。 ランチは背脂ちゃっちゃ系の「平大周 味庵」のラーメン。背脂とかえしを麺に絡めた後にスープをはって、更に背脂ちゃっちゃ。丼の縁まで背脂満載のラーメンですが、ちゃんときれいな受け皿。お店も清潔でした。 さて話を戻しますが、ひと仕事の後、秋の日差しを浴びながら一服しつつ目に入った光景が最初の写真。大理石を貼り込んで仕上た柱、梁からにょっきり鉄骨が。更に大理石は小口に蓋もせず、随分乱暴だなぁと思いパシャリ。この建物はデザイン系のショールームが入る建物で、イタリアの有名な建築家、マリオ・ベリーニのデザイン。 ![]() ![]() 大理石の大きな壁面に挟まれた大階段がパースのついた(先に行くほど細くなって)奥へ奥へと人を導きます。 ![]() かつての建築物が森林の中に遺跡として保存されている、フォロ・ロマーノのメタファーのようにも感じられます。 そんなポストモダン建築の妙なロマンティシズムにちょっと辟易と感じたこともありましたが。植物の成長にはそんなあざとさは微塵もありません。表通りの喧騒を忘れさせてくれる素敵な憩いのテラスをつくりだしていました。 #
by hosoe1
| 2011-10-28 18:53
| 建築・インテリア・仕事
2011年 10月 25日
昨日は母校の早大理工学部キャンパスへ。
副都心線西早稲田駅とキャンパスは直結しているのにはびっくり。立派な仕上材のメトロコンコース突き当りにブルータルなコンクリート打放しの理工学部の壁が通行人を迎え入れる。 ![]() 会場には氏の実績の建物写真や図面資料と共に1951年、氏の卒業制作のドローイング図面も展示されていた。終戦からまだ5、6年、大学入学当時は疎開先で学生仲間と寝食を共に学徒労役をしつつ建築を学んだとのこと。 (以降坂倉時代から所長であり、社長の氏のことは社長でも先生でもなく、皆阪田さんとお呼びしていたので阪田さんと書きます。) 当日は阪田さんのお話と松隈洋氏(前川國男建築設計事務所在籍後、現在京都工芸繊維大学教授)の対談形式で行なわれた。 阪田さんの話しはコルビジェの建築にあこがれて、コルビジェの愛弟子としてパリで建築を学んだ坂倉準三氏の事務所に入られた頃の話からスタート。最初の担当作の羽島市庁舎、新宿西口の小田急施設群が綿々と繰り広げてきた新宿大通り構想、都市型集合住宅のビラシリーズ、都立夢の島体育館、横浜人形の家、そして東京サレジオ学園といった作品のスライドを背景に進む。 ![]() 坂倉準三氏は東大の美学ご出身ということもあり、当初は国家プロジェクトの建築の仕事はあまり獲得できなかったようだ。そこでアプローチ先として民間のメセナ的な仕事を獲得し名建築を作られたとのこと。 それから40年ほど経ち東京サレジオ学園の仕事では社会福祉法人である学園が多くの方や企業からの募金によって施設建設資金を調達する上で、神父や関係者の皆さんと一緒にご自身も企業を訪れてお話されたという。設計を行う以前のこういった人との出会いから建築が醸成されていく、つまりヒトとの関係性から建築(モノ)が出来上がっていくということである。 又トップであるご自身が全てを掌握しトップダウンでデザインや建築が生まれていくわけではない、スタッフとの信頼や外部の協力者の総意が建築をつくりあげていくということ。 プロジェクトはケースバイケース、あまりストイックになりすぎても駄目で、ある意味ちょっとファジーさも大事、そんな思いを話から感じた。 私が在籍当時の阪田さんは建築設計、特にデザインには大変厳しい所長であった。そんな阪田さんが今回の話しでデザインの話をあまりされないことは不思議な感もあろうが私には分るような気がした。 単なるデザインの風潮や画一的なシステムを標榜するデザインアプローチは当時から概ね否定されていた思い出がある。いかにクライアントの事情や建築の目的を見極め、そういったファクターを落とし込む行為こそがデザインであり、その差異を表現することで他には無いデザインを生むという考えが坂倉事務所にはあった。 決して質の良い所員とはいえなかった身ではあるが、この考え方は今も建築設計をする上での自分の基本姿勢である。 後半は松隈氏との対談。 奇をてらうことなく当たり前のことをしっかり行う、その中にも必ず発見があり、新たな創造が生まれる。 根源にある身体スケールを大切にすること、これを基本とすれば都市レベルの創造も決して上から目線の建築物にはならない、いわば身体性が大切。 かつてコルビジェが語った「建築か革命か」という言葉、建築は社会との関係性や人と人との関係性から創造される、ならば建築には革命を起こさずとも人や社会をまとめる力がある、そういう意識をもって建築をつくらなくてはならないという話。 ![]() 建築設計は多くの人間関係や社会状況の把握からそれをまとめていく行為、そのためには色々なことを身をもって学んでもらいたいといった気持ちが言葉の端々に感じられたがあまり具体的にはお話されなかった。 懇談会を終えてこの日はひとりで戸山の坂を下りつつ早稲田本部キャンパス経由で帰路についた。ちょうど文学部キャンパス閉門の時間。多くのワセジョ、ワセダマン(なんとなく最近はボーイかな)が門から出て行く。警備員がハンドマイクで帰路の注意を促す。 「表の早稲田通り、明治通りを経由して駅まで帰ってください。決して裏道や露地は通らないように・・・」 確かにこの界隈も下宿は減り高級マンションも増えた。地域住民にとっては大勢の学生が家先を通られては迷惑なことだ・・・そうかそんなこともちゃんとアナウンスされるんだ。それを聞きつつ阪田さんが学生にあんまりちゃんとメッセージしなかったこともなんとなく分った気がした。失敗したって若いんだから良いじゃない、それぐらい自分で考えたら・・(勝手な私の想像です) 折りしも本日は不肖私、51歳の誕生日。週末は中学同窓会活動で先輩方と志賀高原へ、そして昨日は大学母校にて18年間在籍させていただいた坂倉建築研究所の当時の所長、阪田さんの懇談会。 誕生日を前にして懐かしく多くの思いを共有できる先輩、仲間に会えたことに感謝、そして決して効率も良くない自分の仕事の進め方に悩むときも多々あるものの、建築設計のプロセスを安易に変えれば良いものでもない、真摯に向き合って続けていこうと、誕生日前に叱咤激励を受けた気がした。 #
by hosoe1
| 2011-10-25 15:48
| 建築・インテリア・仕事
2011年 10月 18日
![]() 今回の食のテーマは「秋の旬モノ キノコ、カツオ、秋刀魚」 そして招待作家は独自の手法で抽象画を描く山田ちさとさん。 ![]() いつものように参加者が囲む大テーブルには本日の食材のひとつ、キノコが出番待ちをしながら立派な様子をお披露目。 ![]() ![]() 今回は「ほしゃどん」「月の中」など本格麦焼酎を中心にお酒もセレクト頂いた。 どちらも呑みやすく切れの良い飲み口ながら肴の脇役に徹しはしない存在感のある焼酎である。 料理はこの日も秋刀魚の刺身、炙りなど新鮮な旬の食材を満喫させていただいた。 ![]() 今回は山田さんを直接御存知の方も多く、スタートから和気あいあいの雰囲気。 彼女の作品は独特の技法によって描かれる。半透明の薄い布地の表と裏両方から描かれる。描く画材も絵具とメディウム、透明で滲む絵具とボリューム感のあるメディウムが絵画を構成している。 ![]() コエグジストで作品を拝見した際、作品について少し話をした。普段はあまり自分の作品のテクストあるいはエクリチュールのような観点からの話を聞く機会がなかったがその際少しそういった側面から話が聞けた。 ![]() 対立した概念がものづくりのひとつの契機になる事は多々あるが、そのひとつとして自らの規定(理性)と、そこからの発見(感性)は彼女の作品創造のかなり本質的な部分を占めていると感じた。 彼女の抽象画について絵画史の観点から解説頂いた、当日ご参加の大橋紀生氏。 分りやすい貴重なお話であった。 秋の心地良い夜となり、宴も盛り上がる。 アート、フード、笑いの盛りだくさんの一日。 #
by hosoe1
| 2011-10-18 21:31
| アート・カルチャー
2011年 10月 17日
![]() ![]() 表参道の喧騒を感じさせないちょっと古き懐かしい場所にある、イラストレーション専門のギャラリーが青山OPAギャラリー。ミュージアムショップも併設してある。 ![]() 表題≪Ma Pie`ce(私の部屋-香りの足音)≫のもと、それぞれの作品は独自の世界を描く。 ![]() ビビッドな色使いの中にも安らぎを感じる毛利さんの作品。今回は構成やモチーフに少し変化も感じた。イラストレーションの枠にとらわれない絵画的な印象も受けた。 ![]() さすがに女性作家の2人展。会場は華やいだ雰囲気に包まれていた。10/19(水)までの開催。秋の青山散策にも心地よい季節。皆さんもご覧になってはいかがですか。 河村ふうこ&毛利みき イラストレーション展 10/19(水)まで OPA gallery・shop オーパ・ギャラリー/ショップ 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-1-23.1F TEL 03-5785-2646 E-Mail opa_gs@yahoo.co.jp Open:11:00-19:00(最終日は17:00まで) Close:Thursday #
by hosoe1
| 2011-10-17 21:14
| アート・カルチャー
2011年 08月 15日
![]() 今回の食のテーマは「鱧と夏野菜」 そして招待作家はリトグラフ作家の小沼隆一郎氏。 ![]() 先付けというには大ぶりの鉢にたっぷりと盛られた新鮮な野菜や鱧の梅肉あえの鱧、薄口に煮しめられた海老などを小皿に取り分け、まずは会の開催に乾杯。 ![]() ![]() 手にされているのは今回のスターターの焼酎、「こふくろう」。麦焼酎ではあるが焙煎による風味があっさり感の中に独特の深みを与えている。 ![]() ![]() そこにはデッサン力や絵画表現のみならず、それを作品として完成させるための分析力や技術力が必要となり、作家としてのイマジネーション、発意というパッションを一旦第三者的に見つめる工程が加味される、実に知的な作業といえる。又どこか自分の仕事の設計に通ずるものも感じた。 現在は我々を取り巻くインターネット社会、サイバースペースをアートテーマとしている小沼氏であるが、これまでに様々なモチーフを手がけられている。かつてホンダが発表したスーパーカーNFXの販売を記念して企画された「ホンダNSXシリーズ」のリトグラフをご覧になった方もいらっしゃると思う。 ![]() ![]() ![]() 春先の震災、原発、放射能問題とエネルギーや技術といった事柄を色々と考えさせられる今年の夏。 瑞々しい夏野菜となるべく火入れや加工をせずにやさしく冷えた出汁とあわせた鱧料理、アートを通じて現代を表現する小沼氏の作品、そこにある職人的技法と独特な印刷機などの治具、技術。 感性、思想、技術が伴って五感に訴えるものが生まれることを感じた一日であった。 #
by hosoe1
| 2011-08-15 18:34
| アート・カルチャー
2011年 07月 22日
![]() ![]() デザインは野井成正氏による。今回はオープニング企画展として野井氏のデザインされたプロダクツを拝見できる。 野井さんは私が最近良くお邪魔する蛎殻町のバーのデザインをされた方。実は昨日MATERIO baseのオープニングレセプションのあと、バーを訪れられた際に御挨拶させていただき、その際にこちらの建物のことを伺い、早速今日の昼に拝見させていただいた。 ![]() 実は最初の写真は壁に象嵌されたサイン。どうやら夜間はサインが発光する模様。 ![]() ![]() ギャラリー空間を入れ子状に囲むフレームも間伐材を利用したフレームシステムキットである。 ![]() 空間を囲む壁や隠扉は全て鉄錆仕上げ。といっても特殊紙に本当の鉄錆を蒸着させたシートで仕上られている。実はこちらはカッティングシートなど装飾シートのメーカー、中川ケミカルさんが運営されているショールームも兼ねたギャラリーである。 アポイントもとらずに訪れたにも関らず色々とご親切に説明頂きありがとうございました。 ![]() ![]() ![]() 私が現在手がけている小規模ビルもこの界隈にある。1階、2階に街の賑わいにも貢献できる瀟洒なお店やギャラリーでも入ってくれれば良い建物になるなぁなどと完成後を楽しみに着工に向けてラストスパート中。 #
by hosoe1
| 2011-07-22 19:12
| 建築・インテリア・仕事
2011年 07月 21日
![]() 母校中学の林間学校の引率補助でこの連休中、志賀高原で過ごした。 最初の写真は宿泊地、発哺温泉からの景色。 ![]() 連休中の交通渋滞にも遭ったものの、関越自動車道にて軽井沢、信州中野を経て志賀木戸池に到着。 ![]() ![]() ![]() 険しい登山道の距離はさほど長くは無いものの、しっかり岩をつかみ全身を使っての登山は普段使わない筋肉を使う。 プロのガイドさんを先頭に全員、大きな遅れもなく志賀山山頂到着。 ![]() 強酸性のために魚類は生息しないが、昔大蛇が棲んでいたという伝説があり、今でも8月下旬には志賀で一番の祭り、大蛇祭りが開催される。私の大好きな志賀高原ビールのラベルデザインもこの伝説がモチーフ。 ![]() ![]() タマネギ半分をみじん切りにして最初に炒め、その後野菜を煮込むひと手間で甘みととろみが増して、なかなか御好評を頂く。 ![]() 宿に戻り夕食後は林間学校最後のイベント、キャンプファイァー。残念ながら生憎の天候で宿のホールで開催。イベント企画は全て生徒達の手による。 クラスごとに1ヶ月以上も企画や練習を重ねてきたスタンツ(寸劇)の発表。舞台背景や衣装にお金や時間をかけずに、みんなの台詞や動きをあわせることには凄い練習を重ねてきたことが分る。 一発芸ではなく、台詞や話の流れにも皆がつくりあげてきたことを大変感じた。その後の生徒の合唱の頃には思わず涙腺が緩んでしまった。 同世代の子供をもつ自分にとっては、関係ない自分が感動し、生徒達の親御さんに申し訳ないような気にもなってしまった。 その後は部屋の明かりも少し落としてフォークダンスタイム。企画担当者の生徒の配慮で全員が手を繋いで踊れるまで繰り返されるフォークダンス。 そういえば順番にカップルがずれていくフォークダンス・・音楽が終わったらどうしようか・・ドキドキしながら踊ったような思い出。親目線の思いは失せ、いつしか自分も中学生の頃に逆戻りしたような思いで生徒達のダンスを眺めていた(笑) ![]() 新幹線乗車の前に、駅舎のスペースで解散式。整然と並び仲間のリーダーや先生の話しを聞く中学生に3日間の団体行動の成果を大変感じた。 中学生の林間学校引率補助という自分にとってはストイックな旅行ではあったが、心地よい疲労とたくさんの感動を自然の中で得ることのできた素敵な4日間だった。 宜しければ以下の以前の日記もどうぞ。 志賀高原 http://hosoe.exblog.jp/11324730/ 発哺温泉 http://hosoe.exblog.jp/11814405 #
by hosoe1
| 2011-07-21 19:45
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