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2009年 07月 27日
築20年ほど経過したマンション共用部のリニューアル・コンサルテーション業務。
自分の仕事に向き合う常として、いかに事を進めるか考えている。コンサルテーションと書いたのもその気持ちの表れ。 最終的にはクライアントとの会話の中から夢や要望を引き出し、それに相応しいデザインやかたちを導き出す訳だが、そこへ至るプロセスを大切にしたい。特にマンション共用部の場合、特定の個人の思惑で事はまとまってはいかない。そこで所有者の方々が共有している視点で考えることが大切となる。 マンション建築・環境の資産価値という側面。価値を維持、保全、向上させる上で大切なことは何か?自分なりに考えた。 1.必要な機能や設備がきちんと清潔に納まっている。 往々にして当初はきっちりしていても、運用の変化や経年の設備劣化を対処療法的に処置してきて、結果、見苦しい様相となってしまう。きちんと清潔は建物衛生面の基本である。 2.価値のあるモノがその良さを万人に伝えている。 建物グレードのひとつとして高級な仕上げ材料や高級設備がある。時代のトレンドはあるが商業店舗のように時代時代でインテリアデザインを変えるのは難しい。 それ以上にその内装テイストを気に入り所有者は購入している。しかし時としてその良さを十分来訪者に伝えていないケースがある。ちょっとした光のあて方や空間構成を明解にすることで、素材の嗜好の違いを超えて、多くの人たちが良い空間だと感じることがある。その際に今のトレンドを織り込めるかが腕の見せ所。 3.共有資産を所有者が誇りと思い、それが周りに伝わってくる。 実はこれが一番大切なポイント。言葉には出さずとも建物に対する愛着は所有者皆が持っているはず。 とは言うもののちょっとここら辺を直せばもっと良くなる。ちょっと古臭くなっている・・こんな気持ちは20年も経てば多少はある。 だからと言って勝手に共用部は直せない。そういった気持ちを所有者の総意としてまとめていくのが管理組合の役割である。マンションに客人を招く、あるいは資産評価として第3者の評価を受ける際に、言葉には出さずとも誇りを持っておもてなしや評価を受けれる建築・環境にしていくか・・・ この機運作りを所有者代表の皆さんと一緒にしていく。 なかなか手ごわいテーマであるが成し遂げたときの達成感を参加者が共有できればこれほど楽しい仕事は無い。
by hosoe1
| 2009-07-27 16:09
| 建築・インテリア・仕事
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